クリエイティブチームの一員として、広告デザインやHP制作、SNS運営を担う山口明子。人とコミュニケーションをとることが大好きで、常に周りを明るくさせる彼女ですが、入社当時は思い描いていた仕事や社会人像とのギャップに悩み、葛藤した時期を過ごしています。どのように向き合い、今の活き活きと働く彼女へと変わっていったのかを聞いてみました。
「仕事が楽しいってどういうことなの?」自分も味わってみたい!
イーバリューとの出会いはリクルート会社からの紹介でした。それまでは、大手や有名企業で、給与条件も良くて…といった“見た目重視”の企業選びをしていました。名前も知らないイーバリューは、初めは乗り気ではなかったです。でも、選考が進むにつれて好きになっていきました。新しい事業やサービスをつくって進化していくことや、10プレ計画(2027年までに10のグループ会社と10人の社長をつくる)も『なんだか面白そう!』と。
そして何より、働いている社員の方たちが、自分たちの仕事を楽しそうに話している姿がかっこよくて、すごく魅力的だったからです。仕事はやらされるもの、やらなきゃいけないものと思っていたので、『仕事が楽しいって、どういうことなの?』『自分もそうやって働きたい!』そう思うようになり入社を決めました。
成果を出したい!そのための勉強が楽しい
今はHPや広告のデザインの制作、ノベルティグッズの制作など、クリエイティブチームでの業務がメインとなっています。PhotoshopやIllustratorなどを使うのですが、これまで触ったこともなく、一から覚えていかなければならなくて…。でも、相手に響くデザインを作って成果を上げたいと思ったら、そのための勉強や練習する時間に充実感を覚えるようになりました。『私、好きなことをやっているな』っていう感覚があって楽しいです。
採用支援事業では、SNSの運営や学生団体のサポートもしています。元々、人とコミュニケーションをとることが好きなので面白いです。自分が学生の人生に関わっていると考えると、それってすごいことだなって思います。私と関わることで、彼・彼女たちにプラスの影響を与えられるようにしたいといつも考えています。
周りとの価値観のギャップ。自分がイーバリューにいていいのか悩んだ
今でこそ、色々なことを楽しいと思えていますが、入社当時は全くでした。人と関わる仕事をしたいと思っていたのに、任されるのはパソコン業務ばかり。毎日、画面を見ながら『ホントにやりたいことなのかな…』と思っていました。今振り返ると、最初から自分の好きなことだけを出来るわけがないだろうと思うのですが、当時は分かっていなかったんです。
仕事内容に加え、私が一番悩んでいたのは、イーバリューのマインド(価値観)に共感することでした。仕事や働くことへの考え方、姿勢、ビジネスマンとしてのあり方など、根本的な「マインド」の部分が、これまでの自分の価値観とのギャップが大きかったんです。例えば、当時の私は仕事とプライベートは別物と考えていたので、終業時刻になったらすぐ帰りたいですし、飲み会等のイベントは“仕事”でしかなくて。でも、イーバリューはその逆なんですよね。なので、なかなか共感できず、押し付けられているように感じて、勝手に居心地の悪さを覚えていました。ことある毎に先輩から注意され、時には衝突することもありました。
そうは言っても、イーバリューの皆さんのことは大好きで。ギャップはあるかもしれないけど、ここで周りの先輩みたいにかっこよく働きたいという想いがありました。でも、既にイーバリューで“異質”な存在となっている私が、ここにいていいのか…?お互いにとって良くないのではないか?と葛藤する日々が続きました。
少しの変化でも見てもらえている。それが嬉しくて全力でやってみたくなった
そんな私でも、先輩たちからの指導や目もあり、朝礼で発言したり、健康経営の取り組みでランニングをしたりすることがありました。正直、言われるから渋々といった感じです。でも、その度に周りの方たちから「今日、発言できたね!」「走ってたね~!」と言っていただけて。ちょっとやっただけでも認めていただけることが、次第に嬉しくなってきたんです。そうしたら、『一度、全力でやってみよう!』と思うようになりました。もちろん、全てのマインド・価値観を理解しているわけではないので、指導していただくことや、ギャップを埋めるために先輩とひざを突き合わせて話し合うこともありました。
でも、全力でやっていく中で、『やってみたら私、意外にできるじゃん!』と思うことや、達成感を味わうことが増えてきたんです。周りから「山口、変わったね」「最近、楽しそうだね」と言われるのも嬉しくて、もっと頑張ろうと。『私もここで仲間として、楽しみたい!』そんな想いが強くなりました。色々なものを一度取っ払って、目の前のことを全力で頑張ったら、見える景色も得られるものも変わりました。
自分が良いかどうかではない。相手のニーズや想いに寄り添うことが重要
仕事で成長できたと実感するのは、学生をターゲットにしたSNS広告のデザイン作成を任された時のことです。『デザインを考えるは好き!プライベートでSNSもやってる!若いし学生の気持ちも分かる!』これは私がやらずして誰がやるんだくらいに思っていました。作成したデザインを自信満々でプロジェクトメンバーに提出しました。ところが、返ってきた反応は「いや、こういうのじゃ無いよね」の一言。イメージしているものと全然違うと、一刀両断でした。でも、私としては自信作。これが良いに決まってると思っているので、メンバーとなかなか折り合いがつかず、完成までに何往復もやり取りをしていました。そんな時に社長から「長谷川と科野はこんなに時間はかからんぞ」と言われたんです。社内で同じ様な仕事をしている2人と比較され、ハッしました。
この一件で、仕事は自分が良いかどうかではなく、相手のニーズに応えたものになっているかどうかだということを学びました。自分の価値観や良し悪しとは切り離して、相手の意図や想いに寄り添って、イメージしているものを形にしていくことが大事なんだと。そのうえで、自分の考えやアイデアを提案することを行えるようになってきました。以前は、「かっこいい」「すごい」と言われることに喜んでいましたが、今は依頼者から「イメージ通り!」と言われるのが一番嬉しいです。
イーバリューが成長するための一端を担いたい
クレドブックのアクション(行動指針)にある「クリエイティブな思考を大切にします」がすごく好きなんです。経年が上がっていっても、新しいことを取り入れたりアイデアを出したり、クリエイティブな思考と提案で、会社が成長していくための一端を担いたいと思っています。一般的に、仕事に慣れていくと前例踏襲になってしまいがちだけど、私は、そうはありたくなくて。変化して成長していくイーバリューの中で、特に発想力や提案力といったクリエイティブな領域で常に影響力を発揮して、いなきゃいけない存在になりたいです。
入社後しばらくの間、会社の価値観を理解できず、周りの方に迷惑をかけてしまっていました。今でこそ笑い話で「問題児やったな」と言っていただけていますが。そんな状態だった私が、仕事としても人としても周りに良い影響力を発揮して、イーバリューに必要な存在となって、「山口を採用することは必然だった!」と思ってもらえたら、本当に最高です。
悩んだ時期もありましたが、頑張ってよかった、ここでよかった、本当にそう思っています。
プロフィール
至学館大学 健康科学部 健康スポーツ科学科を卒業。クリエイティブチームとして、採用支援事業を中心としたHP制作や広告デザインの作成、SNSの運営等を行う。ターゲットや依頼者に合ったデザイン制作に努めている。