オンラインのスポーツイベント「さつき・ラン&ウォーク2021企業対抗戦」に、弊社ランニングサークル「ランナーズ・ハイ!」の選抜メンバー5名が参加し、全国1位を獲得しました。
1位を獲るまでの過程には、どんなドラマがあったのか?また、尋常ではない記録をたたき出した根底には、どんな想いがあったのかに迫っていきます!
イーバリューが大事にしている健康経営とは
イーバリューでは、従業員の心身ともに健康であることが、働く上で重要であると考え、社員の健康づくりに積極的に取り組んでいます。
社員の9割が所属!?ランニングサークル「ランナーズ・ハイ!」について
▲「2019年あいの土山マラソン」に、メンバーで参加した際に撮影した写真
健康経営への取り組みの一つとして、従業員へのランニングを推奨。社内ランニングサークル「ランナーズ・ハイ!」には、社員の約9割が所属しており、ほとんどが社会人からランニングを始めたメンバーです。コロナ禍で、リアルのマラソンイベントの中止が相次いでいましたが、何とか当社として健康づくりに関する活動を続けられないかと模索していました。そんな中で、オンラインのスポーツイベントであるarbeeeオンラインラン&ウォークシリーズ「さつき・ラン&ウォーク2021企業対抗戦」を知り、参戦することに決めました。参加したのは、当社ランニングサークルの選抜メンバー5名。弊社代表を含め、入社2~4年目の社員で構成された、5名中4名が社会人からランニングを始めたチームです。
さつき・ラン&ウォーク2021企業対抗戦
5月1日~31日の1ヵ月間で、企業(法人・事業所)ごとに、ウォーキング・ランニングの平均歩数、走行距離を競うオンラインのスポーツイベント。計測は全てアプリで行うため、全国どこからでも参加が可能ということもあり、1000以上の法人・事務所が参加しました。
さつき・ラン&ウォーク2021参加メンバー
イベント参加後、メンバーに心境を聞いてみました!
~ランニングを始めた頃は、5km走るのも長く感じていた~
質問:皆さん、今回のイベントでものすごい距離を走られていますが…
入社当時から、走ることは好きだったのですか?
宮田:僕は、入社してすぐには「ランナーズ・ハイ!」(※弊社ランニングサークルの名称)には所属しなかったですね。皆さんが走られている中、僕はランニングって、ただ疲れるだけで面倒くさいな…。と思っていました(笑)なので、ランニングを始めたのもここ1年です。
横尾:僕は、もともと大学でアイスホッケー部に所属していたので、ランニング自体に抵抗はありませんでした。入社して、すぐに「ランナーズ・ハイ!」に所属して、ランニングをするようになりましたね。ただ、当時はそこまで距離は走っていなくて、1年目は1日5km走ったら、めちゃくちゃ走ったな!と思っていたくらいでした。
代表:私も当時は、1kmを5分ペースで走るのもキツかったです。10kmをそのペースで走り切れるかどうかというレベルで、メンバーと競い合っていましたね。
質問:ランナーズ・ハイ!での、皆さんの普段の活動を教えて下さい!
鈴木:僕は、多くても週の半分走ったら、結構走ったなという感じですね。距離も10km以上走るのは、1ヶ月に1回あるかないかくらいです。
古山:陸上経験者の僕ですら、普段は月間150km~200kmくらいで「まぁまぁ走っているでしょ。」と思っていたくらいですよ。
宮田:今回のイベントの月間走行目標だったら(イーバリューの基準として)失格ですね(笑)
(一同爆笑)
~当初の目標走行距離300kmが上がったワケは?~
質問:イベント開始した時点では、月間走行目標距離は300kmだったとお聞きしました。
最終結果の月間走行目標距離は、300kmからかなり上がっていますが、どのタイミングで目標数値が変わったのですか?
代表:最初の順位は40位くらいでしたが、1日10kmを走り続けていくと、だんだん10位が近づいてきました。そこで、ベスト10を目指そうとなり、月間走行目標距離が300kmから450kmになりましたね。
鈴木:ただ、月間450km走るとなると、1日平均で15km走る必要があるんですよね。1日ランニングを休むと30km走らないといけなくなる…と考えると、当時の自分にとってはかなりハードルの高い目標だなと思っていました(笑)
横尾:確かに最初は「1日15kmか。大変だな…。」と僕も思っていました。ですが、450kmを目指そうという話になった時、社長から「オレはオレの責務を全うする」とお伝えいただいたことで「自分も頑張らないと!」と火が付きましたね!
▲イベント参加メンバーの宮田が、ランニングをしている写真
~企業対抗戦で1位が確定しても走り続けた。その根底にある思いとは?~
質問:イベント中は、みなさんどんな思いを抱えながら、走っていたんですか?
代表:私自身、正直なところはチームを盛り上げる役割ですね。イベントの前半戦で飛ばして「社長が走っているから、俺たちも頑張らないと!」という空気づくりのために走っていました。実は、イベント前月も400kmという自分の中では、普段走らないような距離を走っていたので、身体がボロボロでした。ですが、後半戦も意外と走るペースが落ちなくて、このままいけばメンバーの中でも1番になれるかもしれないと思っていました。そんな中、後半に宮田が(自分との)走行距離を詰めてきたときは「来たな(笑)」と思いましたね。
宮田:他社のチームを引き離している状況で、企業対抗戦では1位を獲得。このまま普通に走り続ければ優勝は決まっていました。でも、そこからさらなる目標として「次は社長を超えたい!」という想いが沸き上がったんです。あの頃は、社長の走行距離を確認するために、30分置きに社長のアカウントをチェックしていました(笑)
(一同笑う)
代表:どれだけ頑張って宮田を引き離そうとしても、私の走行距離を見て、それよりも少し多く走るんですよ。私よりも夜遅い時間に宮田が走っているので、これは、負ける戦いだなと思いましたね(笑)
代表:最終日近く、なんとか宮田を引き離そうと思っていた最中に、アキレス腱を痛めてしまって…。
その時点で、確か走行距離は600kmくらいでした。そのため、宮田と競い続けることはできないでしょうし、何よりも自分の掲げた700kmという目標距離をどうやって達成しようかと考えましたね。「1日休んで、回復しなければもうダメだな。」と、諦めかけていたその時。休んだ次の日には、不思議なことに足が動いて、最終日は70kmを走りきることができました。
質問:他のメンバーの皆さんは、どんな思いで頑張ることができたのでしょうか?
横尾:「メンバーの中で、一番先輩だからこそ走らないと!」という想いが、頑張れた理由ですかね。イベント中は、ずっと膝の痛みと闘っていましたが、さすがに後輩に頼り切りは恥ずかしいという想いで走っていましたね。
宮田:僕は入社当時「走るために入社したわけではないです。」と公言していたくらい、走ることがイヤでした。そんな僕が、マラソンイベントの代表に選ばれるなんて、誰も予想していなかったんじゃないでしょうか。だからこそ、誰よりも走ってチームを引っ張る存在になって、1位を獲りたいという一心で走りましたね!
質問:古山さんは記録会があった中で、今回のイベントに参加したと聞きましたが、
どんな想いを抱えられていたのでしょうか?
古山:はい。丁度イベントのタイミングで、参加予定だったトラックレースの記録会があったんです。次につながる大会だったので、そのためのスピード練習をしたいという想いと、さつきランに出ているので距離を走らないといけない…という葛藤がありました。それでも、自分の掲げた目標の620kmは、走りきることができて良かったなと思っています。
鈴木:僕は最初の頃から、自分が皆さんに比べて、一番距離を走っていなかったので負けないように走っていました。「20km走ると決まったら、毎日絶対走る。」そんな、積み重ねでした。5人の中で1人だけ全然走っていないという結果にはしたくなかったんです。
古山:(鈴木の結果であれば)でも、2位のチーム平均よりも走っているから、他のチームにいたらエースですよ(笑)
(一同爆笑)
質問:仕事をしながら1日平均20kmを超える距離を走るとなると、時間の確保が難しそうですが、
どんな生活を送っていたんですか?
宮田:朝起きてランニング。そして仕事が終わった後に、またランニングをしていましたよ(笑)
横尾:お互いに「今日も頑張ろう!」という話をして鼓舞し合っていました。あの時は、仕事が終わってまた仕事!という気持ちで挑んでいましたね(笑)それでも、イーバリューの順位が上がっていくのが嬉しくて、頑張れたなと思います。
▲主催者であるRUNNET様にYoutube取材をいただいた際の写真
取材動画はこちら
~限界を超えることで、気づいた自分の「生き様」とは?~
質問:今回の経験で、どんな気づきや学びを得ましたか?
横尾:改めて、自分が「やるなら勝ちたい!」という性格だと知ることができました。あと“イーバリュー”という会社は、頑張ろうと決まったことは、みんなで頑張れる組織だなと、身を持って実感しましたね。
鈴木:僕も、個人競技ではなく、みんなで頑張ったことはもちろんですが、チームメンバーや、応援してくださる方の協力があったからこそ、こんな結果が出せたんだなと思います。あと、イベント中に一度職場から家まで走って帰ったことがあったんです。できる限り荷物は、職場に置いて、スーツはリュックに詰めて背負って走りましたね(笑)あの時、努力次第で何でもできるんだなと思いました。
宮田:僕がさつきランを通して思ったのは、これからの人生は何があってもやっていけるなという自信ですね。この1ヶ月は、24年間の人生で一番辛かったです。イベントが終わった後に、世間の人はこんなに楽な生活をしているんだなと思いましたよ(笑)
代表:そうだね。一発勝負ではない、1ヶ月間の長期戦ですからね。今回の経験で、私自身も“限界”は、自分の頭の中で決めているものだなと感じましたね。すべては、自分の意思次第で、容易に超えることができると分かりました。
宮田:そういう意味ではイーバリューマインドの勝負でしたよね!
代表:そう。このイベント自体がマインドの体現だったと思います。会社の代表である自分がクズみたいな走り方をしていたら、みんな「こんなんでいいんだ。」と思ってしまう。マインドを見せる自分がポンコツだったら、組織もポンコツになる。例えば、足が痛いからといって、目標の700kmを到達して最終日走らなくても誰も文句は言わないと思うんですよ。ですが「目標達成したから終わろう。」という男に俺はなりたくないんですよね。
質問:自分がどんな人でありたいかどうかですよね?
代表:そうだね。大げさに言うと自分自身の“生き様”「一ヶ月頑張れ。」と言われて、どれだけ頑張れるやつなのか?限界を超えていく男なのか?というところじゃないですかね。
~周りの応援がメンバーを支えていたからこそ、走りきれた一ヶ月~
質問:イベント中は全社的にも盛り上がっていましたよね!
宮田:そうですね!印象に残っているのは、普段あまりマラソンに興味がない方まで「今日は何キロ走るの?頑張ってね!」と声を掛けてくださって、頑張ろうと思いましたね。
代表:確かに、メンバーだけではなく、社員全員が関心を持って応援、期待してくれていると感じて頑張れたと思います。
あとは、周りの応援というところではイベント中、妻がすごく優しかったですね(笑)
自分が担当する家族の役割分担を、知らない間にやってくれていたりして、本当に気遣ってくれたなと。そういった周りの応援があるからこそ、頑張れたと思いますね。
宮田:来年もイベントが開催されれば、より高い目標を目指して、他社を圧倒したいですね!
代表:次は、イーバリューの一軍チーム、二軍チーム…と何チームか作って、首位独占もいいかもしれないですね(笑)
編集後記
皆さんのお話をお伺いして、改めてランニングは自分自身との闘いだと感じました。周りの応援やチームメンバーが頑張ったことももちろんですが、最後は自分自身がどんな風にありたいかという想いで、これだけの結果を残せたのではないでしょうか。
イーバリューでは、ランニングと仕事は同じと言われることがよくあります。目標を立てて達成していくこと、自分の取り組み方次第で、結果が変わること等、多くの面で繋がっているとメンバーへのインタビューを通して思いました。