自社のビションやミッションの実現に向けて、独自の事業展開や人事制度を打ち出しているイーバリュー。現在は、2027年までに10のグループ会社をつくるという中期目標に向けて、新サービスや新規事業が生まれ、ITエンジニア・webデザイナーなど、職域が広がっています。
今までになかった職種が生まれ、様々な社員が活躍する中、彼らはどのようにキャリアを歩んでいくのか?今回は、私たちの働き方について“職種”という切り口で解説します。
「リーダー型」と「スペシャリスト型」2つのキャリアタイプ。中期ビジョン達成時のポジションとは?
イーバリューには大きく分けて、「リーダー型」と「スペシャリスト型」という2種類のキャリアタイプがあります。リーダー型は、チームを運営しながら目標達成に導く役割で、ポジションとしては、新規事業のプロジェクトリーダーや、各事業の部門長が該当します。スペシャリスト型は、特定の分野の専門性を極め、生産性や収益性を向上させる役割で、職種としては、デザイナーやエンジニアに加え、人事やマーケティングなどの分野も含まれます。
また、先述した中期目標達成後、現状描いているイメージでは、間接業務をホールディングス(親会社・現:イーバリュー)に集約し、子会社で各事業を行っていきます。リーダー型は、事業に関するリーダーや各社の社長となり、スペシャリスト型は、専門性の高い職種や各社の役員となっていきます。また、ホールディングスには、新規事業開拓の役割もあります。グループ全体のシナジーや方向性を考慮し、必要なリソースを集め新規事業を生み出します。その後、収益化できたものについては子会社として独立するという流れです。
※一般的には、スペシャリストの対義語としてゼネラリストが使われます。当社の場合には、専門領域で間接的に生産性や収益性を向上させるスペシャリストに対して、自身のマネジメントするチームで直接的に事業の目標達成を叶える立場として、リーダーという言葉を使用しています。
キャリアを決めるタイミングと“スペシャリスト採用”のスタート
これまで、自分はリーダー型なのか、スペシャリスト型なのかを決めるのは、入社後でした。実際に様々な業務や立場を経験する中で、本当に適性のある仕事やキャリアを見つけるのがよいという考え方をしており、早いメンバーでも入社3年前後で方向性を決めてきました。
一方で、スペシャリストの中でも、ITエンジニアやwebデザイナーなど特に技術的な専門性を追求する人材については、特定の素質や適性が大きく影響します。さらに、ITエンジニアやwebデザイナーなどの職業に求められる人材要件と、今までのイーバリューの人材要件にはギャップがあり、このままだと将来に必要な人材を採りこぼすリスクがありました。そのため、2023年度の採用からは、素質のある対象者がいた場合には、各専門領域での採用も実施しています。初年度にはITエンジニアのポジションで内定を出しました。未経験者でしたが、システム開発に関する選考を行うことで素質を判断し、内定後の研修でもプログラミング言語を活用したインターンシップに参加しています。
ただし、根本的な価値観には、「楽しみながら没頭できる仕事や自分が輝く場所を手に入れることをイーバリューは全力でサポートする」というものがあります。そのため、入社後にITエンジニア業務以外は一切しないと制限をかける採用方法ではありません。
中期目標達成のための多様なキャリアステップ
同じスペシャリストとして輝くメンバーでも、よりあらゆる業務を経験する中で得意分野を見つけて、専門領域にポジションを見つけるパターンと、入社時から専門職的な採用をするパターンのどちらであってもかまいません。柔軟に受け入れ、キャリアをつくっていく体制があります。
私たちが2027年までに10のグループ会社と10人の社長という中期目標を掲げている理由の一つは、適材適所の「所」を増やす、つまりポストやポジションを増やすことです。人にはあらゆるポテンシャルがあります。一つの事業や、類似の事業だけでは発揮しきれなかった才能が全く別の事業で開花することもあります。様々な個性や強みのあるメンバーが輝く場に制約がかからないよう、器となる会社そのものが多様化していく必要があります。専門領域での採用は、中期目標達成を推し進める新たな一歩でもあるのです。
専門領域で活躍するマネージャーへインタビュー
ここからは特別採用枠を設けている「ITエンジニア」と「webデザイナー」について、マネージャーへのインタビュー内容をもとに詳しく紹介していきます。
ITエンジニアについて
業務内容
様々なプロジェクトから依頼をうけ、システム開発を行います。イーバリューで企画し、販売するシステムの開発だけではなく、社内業務のシステム化(採用や経理業務の自動化)などを行うこともあります。
システムの企画や要件定義などの上流工程から、コーディング・デバックまで一貫して手掛けています。もともとは現在のチームマネージャーが1名体制で開発を行っていましたが、今では2名のメンバーを迎え、チームで1つのシステムを開発。今後もメンバーを増やしていく予定です。
制作物例
採用システム
マネージャーインタビュー
今後どんなチームにしていきたいですか?
中期目標達成の2027年には、複数のシステムを同時進行で開発する必要があると思います。そのため、来年の4月に入ってくる新人も含めた僕以外の3名の“初期メンバー”が、各システム制作のリーダーを務められるようにしていきたいです。メンバー全体としては10名を超えるエンジニアを抱えて、イーバリューの新規事業を支えるシステムをどんどん作っていきたいです。
入社後は、どのように学習していきますか?
僕が作成したカリキュラムにそって、メンバーが学習を進めていきます。学習スケジュールや、その進捗もチームで共有し合って、不明点がないかを定期的にヒアリングしています。基礎が身についたら、オリジナルの課題を与えて、イーバリューのシステム開発に求められる範囲を重点的に模擬開発してもらいます。学習したことが、実際のシステム開発で即実践できる環境なので、かなり恵まれていると思いますね。
ITエンジニア職に興味がある学生へコメントをお願いします。
ゼロから自分の手でサービスを創り上げる達成感は何にも代えがたい喜びがあります。特にイーバリューは、「自分が努力したから、このシステムができたんだ!」というのが実感しやすい環境です。一方で、発注者に求められていることに対して、「できませんでした」は通用しないので、必ず形にしなければならない。自分が努力を怠れば、システムは完成しない。どちらも自分次第というのが、大変なことであり、やりがいです。努力したら努力した分だけ、自分のスキルになり、活躍の場が広がります。この仕事は、一生勉強をしなければならないので、その覚悟があるかどうかも重要です。また、チームをつくっている変革期なので、自らの力で切り拓いていける人も募集しています!
マネージャーに聞いた「イーバリューのITエンジニア」に求められる適性
・物事に対して「なぜ?」と疑問をもって、自ら主体的に答えを探そうとする人
・自分と前提が違う発注者の依頼内容を、汲み取ることができるコミュニケーション力がある人
・ロジカルな思考があり、仮説を立て、検証するプロセスが好きな人
・「IT」に対しての好奇心がある人
webデザイナーについて
業務内容
様々なプロジェクトから依頼をうけ、webページのデザイン制作を行います。依頼者からターゲットや、訴求ポイントなどデザインに関する要望をヒアリングし、IllustratorやXD、Figmaなどを使用してデザインを形にします。現在は、webページに加えて、ノベルティやパンフレットなどのデザインも行っています。
制作物例
webページ:https://e-value.site/environment_knowledge_desk
マネージャーインタビュー
今後どんなチームにしていきたいですか?
チーム全体として、もっとレベルアップしていきたいです。現在は、自社で使うデザインをすることがほとんどですが、今後は他社からの依頼を受けるデザイン会社として通用するクオリティにしていきたいです。
入社後は、どのように学習していきますか?
テキスト7冊を指定し、その内容にそって学習を進めていきます。1週間に2つテキスト内の課題を作成して、提出します。基本的な知識が身に就いたら、実際の依頼のようにターゲットや、使用シーンなどを提示して、それにそった模擬提案をしていきます。
webデザイナー職に興味がある学生へコメントをお願いします。
イーバリューのデザイン分野は、大きく進化している段階です。そのため、今までやったことがないことを必死に調べ、なんとか形にしていく必要があり、正直大変だな…と思うシーンもたくさんあります。一方で、やり切った後、自分がデザインしたものが「すごい!」「いい感じ!」と好評だととても嬉しいし、その壁を乗り越えた分だけ、自分やチームにノウハウがたまって、やれることが増えます。自分が頑張った分だけ、自分やチーム、そして会社に返ってきます。今のメンバーは、みんな目をキラキラさせながら、仕事や勉強をしています。そんな風にデザインが好きで、楽しみながら努力できる人と一緒に働きたいと思っています。
マネージャーに聞いた「イーバリューのwebデザイナー」に求められる適性
・デザイン自体が好きで、業務や学習に楽しみながら没頭できる人
・ただのデザイナーではなく、マーケティングにも興味がある人
・細かい作業が好きな人
「楽しみながら没頭できる仕事や自分が輝く場所を手に入れることをイーバリューは全力でサポートする」という価値観の体現、そして、中期目標達成のために、職種の幅を広げています。”輝く場所”を手に入れるプロセス、タイミングは人それぞれであり、組織の状況によっても変わります。会社の成長と社員のキャリアアップの両方の観点から、どのような採用方法とキャリアデザインが最適なのかを考え、新たに構築していくのが重要であると考えています。