時代の変化に合わせて学び続けるための仕組みと工夫

最近では「リスキリング」という言葉を耳にすることも多くなりました。リスキリングとは、時代の変化などに対応すべく、業務上で必要となる新しい知識やスキルを学習し直すことを指します。企業として、そしてビジネスマンとして、成長し続けるためには「学ぶこと」は必要不可欠と言えます。今回は、イーバリューがどのような考えのもと、知識・スキルの向上に取り組んでいるのかを、制度面も含めて紹介していきます。

変化する私たちの環境

私たちがサービスを提供する世の中は常に変動しています。例えば、AIやIoTなどの技術革新、新しい法律や条例の施行、SNSの台頭など、時代によって外部環境は変化していくものです。それに伴い、お客様ひいては社会のニーズも変わっていきます。企業として存続し、成長していくためには、これらに応えていく必要があります。新たなニーズをキャッチすることはもちろん、それを自社のサービスへと変換し、お客様に届けることは、ビジネス全体が複雑化する今、難しくなってきていると言えます。

私たちが学ぶ理由

お客様の期待に応えるために

イーバリューのミッションの冒頭には「社会の期待をビジネスの基準に。」という一文があります。お客様が求めているものは何か?を第一に考え、サービスや商品に落とし込み、提供することに努めてきました。それによって、新しいサービスや事業を生んできました。環境コンサルティング事業のマッチングサービスから始まり、2023年には新たにシステム開発事業も開始しています。

 

お客様から「最近、社内でこんなことが問題になってきたんだけど、何とかならない?」と直接ご相談いただくこともあれば、何気ない会話の中や周りの変化から「もしかすると、こういった物があると喜ばれるのでは?」と推測することもあります。中には、これまで自社にノウハウがない新しい領域のものもありました。お客様に満足いただけるサービスを提供するためにも、新たな分野にも挑戦し、情報を集め、学び、知識・スキルをつけてく必要があると考えています。

 

自身の成長のために

私たちが学ぶ理由には、もちろん自身のキャリアアップ、スキルアップがあります。イーバリューのクレドブックには、社員の行動指針として掲げられている『アクション ~社員としての約束~』に、次のことが記されています。

 

「時代のニーズに対応するために、E-VALUEは変化し続けます。そのために私たちは様々な成長機会をオープンに取り入れ、自己研鑽していきます」

 

社内においても、求められる知識やスキルは変わります。新しいサービスを立ち上げるとなれば、そのための業務知識やスキルが必要です。さらには、時代に合ったマーケティングやITリテラシー、社会通念等も身に付けることが求められます。プロジェクトリーダーに就任したり、昇格したりすれば、そのポジションに見合った能力が必要になります。こういった変化を、自分たちの「成長機会」と捉え、そのために自ら学び、力をつけていくことが大事であると考えています。

 

業務知識やデザイン、エンジニア等の専門知識、組織マネジメント等のスキルなど、学ぶことで仕事の幅は広がります。自分の能力を向上させることで実力をつけ、社内・社外問わず、期待を上回る仕事をして相手に満足していただく。そんな積み重ねが、やりがいをもって仕事をすることに繋がっていくと考えています。

 

学習を支える制度と取り組み

ここからは、学びを支える会社の制度や取り組みとして、どのようなものがあるかを紹介していきます。

制度

①資格取得バックアップ制度

業務内容に応じて、必要な資格の取得支援を行います。学習のための書籍やテキスト、外部のセミナー費用も支援の対象となります。(ただし、一部条件あり)
取得必須の資格については、年1回の表彰式で発表されます。

 

<新入社員のビジネススキルのための資格取得>
新入社員は、まずはビジネス基礎としてパソコンスキルを身に付ける必要があります。そのために、MOS(Word、Excel、PowerPointの3種類)とタイピングの資格取得を課題とし、取得のための支援をしています。

 

<専門知識・スキルのための資格取得>
公害防止管理者、産業カウンセラー、ビジネス法務検定、ITパスポート等。
担当業務に応じて、必要な資格の取得を支援しています。

②外部研修及び講座による学習支援

外部研修への参加や、講座を一定期間受講するなどの支援をします。また、書籍やテキストの購入費についても、その対象となります。(ただし、一部条件あり)

 

<専門知識・スキル向上の学習支援>
プログラミングやWEB制作、クリエイティブ制作等、専門的な知識やスキルを習得します。

 

<管理職のための能力開発支援>
マネジメント昇格者(管理職者)を対象に、管理職としての在り方や判断基準等を学ぶ研修や合宿等への参加により、能力開発を支援します。

取り組み事例

制度に加え、継続して学び続けるために工夫している取り組みを紹介していきます。

社内SNSの活用

<ステップアップゼミ>

自身が学んでいることを気軽に投稿することができるグループです。例えば、「1時間でテキストをここまでやりました」「新しい機能を使ってこんなデザインを作りました」など、画像を添付して投稿します。お互いの学習状況が分かり、経年や業務の違いなど関係なく、社員同士が刺激し合う場となっています。

 

 

<e-ライブラリー>

社員が読んだ本の感想を投稿するためのグループです。ビジネス書籍から、クリエイティブ制作等に関する専門書籍まで、業務に関連する内容の本であれば、なんでも投稿することができます。また、オフィスの本棚にも多くのビジネス書籍があります。社員は自由に借りて、読むことができます。

休日のオフィスを開放

休日のオフィスを学習の場として、開放します。事前に申請し、気軽に利用できる状態にしています。資格取得の勉強や、受講している講座の課題の勉強など、社員が自主的に使用しています。

社内研修の企画&実施

マーケティングやコミュニケーションなどに加え、歴史といったビジネスマンとして必要な知識を学ぶための社員研修を実施します。企画も社員で行っています。

 

自己研鑽の課題

ここまで私たちの学ぶことへの考え方や制度、取り組みを伝えてきました。とは言え、常に高い意識をもって学び続けることは難しいことでもあります。業務上で必須の資格とは違う「自己研鑽」「自己啓発」の類に入るものは、特にです。
一般的には、日々の業務に追われておざなりなってしまったり、現状に満足をしてしまったりするケースが多くあります。それは私たちも同じで、全社員が同じ熱量や頻度で学んでいるかというと、そうではありません。だからこそ、学んだことをアウトプットしたり、進捗を見える化し、互いに刺激し合える環境をつくることが大事だと考えています。

満足いただける品質にするために

自分たちが学び、実力をつけることで、提供するサービスの質が向上していくと考えています。お客様のニーズは刻一刻と変化していきます。それらに応えるためにも、法令や技術、マーケティングなどの最新の情報を取り入れ、知見を広げていく必要があります。コンサルティング会社として、「プロ」「専門家」として、社会の期待に応え続けていくためにも、私たちはこれからも学び続けます。

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