実は学生時代、就職をするか、声優を目指すかで悩んでいました。小さい頃からアニメや漫画が好きで、いろいろな作品を通して元気をもらっていました。いつか私も元気を与える立場になりたい、発信する側になりたい。そんな想いから、高校では声優を目指すコミュニティサイトで活動していたり、大学では演技の幅を広げるために演劇部で活動をしていました。ただ、声優は不安定な道、ということもあり「趣味としてできればいいかな」と最終的には就職の道を選びました。
就活を始めていろいろな企業を見て回るうちに、一緒に働く人や環境が自分にとって大事な軸だと気づきました。それに人生の中で、仕事が占める時間は長い。それをただなんとなく過ごすのは嫌だな、と感じるようになりました。そんな中で出会ったのがイーバリューでした。特に印象的だったのが、懇親会でのこと。ベテラン社員の方が「本当に仕事が楽しい！」と熱く語っていたんです。情熱を持って仕事に取り組む人や環境を見て、「いいな、この会社」と素直に思えたことが入社の決め手でした。
入社後さまざまな業務を経験していく中で、とあるお客様から教育動画について依頼がありました。その中で、動画に出演する講師役が必要になり、担当コンサルタントから「やってみないか？」と声をかけられたんです。それがきっかけで、今では多くの動画コンテンツに出演。「いつか発信する側になりたい」と、かつて漠然と抱いていた想いや学生時代の経験が、こうした形で仕事につながり、新しい価値を生んでいることが嬉しいです。

私のメイン業務は、動画教育サービス「Prime College」の制作です。きっかけは講師役としての出演でしたが、今は動画制作自体も担当。コンテンツの企画から編集など、トータルで携わっています。動画を作るときは、「もっと良くするには？」「目的を押さえた見せ方にするには、どうすればいいんだろう」など、いろいろなことを考えるので、つい時間を忘れて取り組んでしまいます。想像したものカタチにしていくことが好きなので、一つの作品を作り上げていくような感覚がすごく楽しいですね。
ただ、動画制作を始めたころは挫折もありました。新規事業ということもあり、動画の作り方や機器の使い方など分からないことが多く、社内にはまだノウハウも少ない。右も左もわからない状態のため、正直、投げ出したいと思ったこともありました。それでも頑張ってこれたのは、この役目を任せてもらえたからでした。私が動画制作に関わっているのは、「やります！」と自ら手を挙げたことがきっかけでした。自分自身が言い出しことでもありますが、同時に周りの方々が相談に乗ってくれたりフォローしてくれたりと、周囲の支えがたくさんありました。そうした感謝やありがたさを感じていたからこそ、「よし！」と思い直して頑張ってこれました。